近刊予定の次号の[巻]では、写真家で郷土史家の斉藤文夫さんのインタビューを掲載予定です。斉藤さんが郷土に暮らす人びとに寄り添いながら、見つめてきたその先にあったものを伺いました。
なかでも「越後毒消しの売り発祥の地」「鳴き砂の里」、そして「原発建設予定地」だった角海浜の撮影を通じて、見てきたものをとくに大きく取り上げます。10ページの予定です。
そして今回、その取材のご縁から、斉藤さんがこの夏に企画しているイベントのお手伝いをすることになりました。今年は、巻原発建設計画をめぐって行われた住民投票から20年という節目です。いまあらためて当時を振り返り、これからの巻地域を考える機会にしたいとのことです。
イベントは、「斉藤文夫さん写真展」「シンポジウム〈1〉〈2〉」「コンサート」などが企画されています。その「シンポジウム〈1〉」に元巻町長の笹口孝明さんら4名とライフマグ・小林が登壇する予定になっています。また「シンポジウム〈2〉」には[岩室]のギャラリー「室礼」を運営する桾沢さん(Bricole)も登壇予定です。新潟で活動する同世代ということもあって、いつもいい刺激をもらっている方です。
イベントの詳細は斉藤さんからの正式発表を待ってですが、そもそも斉藤さんがどんな思いで、企画に至ったのかを伺ってきました。ちょうど一昨日、[弥彦][岩室]と回る予定があったので、さ〜っと寄せてもらいました。6分ほどのインタビュー映像をアップしました。