粟島港 |
今後、10〜20年後には人口はさらに減っていくとも予想されています。そこは、華やかなファッションビルもない、洗練された美容室もない、大きな観光施設もない、24時間営業の便利なコンビニもない、びゅんびゅんと飛ばせる車もいらない島です。
しかし、〈ない〉ところに立ち上がってくる〈ある〉ものとはなんだろうか、そんな問いがわたしの中で生まれ、ぜひ取材してみたいと思いました。なんだか禅問答のようですね。
それから、次号は何人かの方々にお願いして、粟島に行っていただき、取材、撮影してもらい、誌面をつくっていけたらなと思っています。この記事を読んでいるあなたにお願いがいくかもしれませんが、その時はどうぞよろしくお願いいたします。
また、Life-mag.に弟子入りした村山さんには、粟島の民宿でアルバイトをしながら、滞在して、取材テーマをみつけてもらうことにしました。このひと夏を粟島で過ごしてもらいます。新潟市の中心部で生まれ育った彼女が、どんなことを感じ、変化するのか、楽しみでもあります。
7月15日、一緒に粟島にいって、預けてきました。わたしは島の方々、数人に話しかけてすこしだけ情報収集と挨拶をして帰ってきました。毎号、同じですが、今回もまたその地域に暮らす人を訪ね、歩き、見て、聞いて全体の構成を練っていきます。
ご指導、ご支援、ご協力をいただく機会もあるかと思いますが、ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします。