正直に、わたしには具体的なアイデアや政策がないことをお伝えしました。しかし、『LIFE-mag.佐渡編』を発行した後に、感じたことをひとつだけお伝えしました。
それは佐渡の読者から寄せられた声についてです。
「○○さん雑誌に出てたね。一応、知ってはいたけど、あんな思いや、背景があっての活動だったんだ!知らなかった」
という感想を複数いただきました。
地元に長く暮らしていると「思い込み」や「しがらみ」で、地域のよさが見えなくなることもあると思います。そんな状況にヨソ者が入っていって、いろんな人に話しを聞いて雑誌をまとめた。その結果、佐渡に暮らす人自身が、佐渡に対しての「思い込み」をほぐすことにつながったことです。
これまでになかった文脈で「編集」しなおすことが、その地域の人がその地域をより理解する一助になる。LIFE-mag.ができることは、ほんの些細なことだと思いますが。これまでそうしてきたように、これからもそんな雑誌を作っていきたいです。
返信のメールを打つなかで、ぽつりと思いました。
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佐渡編に掲載した佐渡市河原田の諏訪神社例大祭の写真 |