他の講師の方々は、教授、ダンス講師、デザイナー、住宅メーカー営業、看護師、農家、住職、サッカーコーチ、エンターテイナー、建築士、飲食業などの方々。みな学区内に縁のある方が多かったようです。私は、新潟市で教育支援を行うNPO・みらいずworksの小見さんにご縁をいただいての参加でした。
「仕事で大切にしていることは何ですか?」
「一番、大変なことは何ですか?」
「どうやったらなれますか?」
「なぜ始めようと思ったんですか?」
授業の様子 |
小学6年生の質問は、シンプルで力強かったです。10人弱の生徒を前にプレゼンと質疑応答で20分。それを4セット。私からの話は5分ほどで終えるようにして、基本的には質問に答える時間を多くとるようにしました。
4セットともに、「場」の雰囲気、生徒のテンションが違い、こちらの応答も微妙に変化していくことに気づきました。ほぼ同じ事を聞かれても、私の口から出る答えが微妙に変化していきました。
感想文をいただきました。ありがたい。 |
後日、送られてきた感想文です。
Yさん:「いろいろな人とコミュニケーションをとったりする仕事は会話が無いと成り立たないので、すごいなと思いました。私は小林さんの話を聞いて、何事もあきらめないで努力する、コミュニケーションをとる、これが「仕事」なんだと思いました」
もちろん私は、「努力しろ!コミュニケーションが大切だ!それが仕事だ!」と話したわけではありません。(挫けそうだし、人が怖くなるし、俺何やってんだろうとよく思ってしまいます。)私自身がそうだったように、"学ぶ"とはいつも勝手にこちらが解釈するものだと思いました。時にそれは、誤解を含んだとしてもOK。そんな気もします。
小学校側からのお題にあった、「小学校時代にやるべきこと」に対して、私が意識して伝えたことはひとつです。自分の中にある"好き"を大切にしてください。好きな人、好きな音楽、好きなテレビ、好きな本、好きな虫、好きな遊びなど。もしかすると、いま勉強している国語、算数、理科、社会、音楽、体育の中にそれは無いかもしれません。通知表で評価されず、友達とも話が合わずに、孤独感を伴うかもしれません。それでも、カラダの内側から湧き立つ、"好き"に反応する感性、それを追求する感覚こそが「ドリカム」へのヒントだと思います。
・・・、なんてカッコよく話せたかどうかは、わかりません。
私自身が、夢を叶えて、生き生きと働いているとは、まだまだ到底思えません。質問に答えながら自分に言い聞かせているようでもありました。ただただ貴重な機会とご縁に感謝です。ありがとうございました。
授業後には日は暮れていました |
小学生と接していても、自分の子どもと接していても、いつも「子どもたちは希望だ」そう思います。