2015年3月26日木曜日

上古町商店街の「Hana*kiku」さんに取り扱いのお願い

お店は古町通2にあります。

店内の様子

Hana*kiku」さん(古町通・新潟市)に『LIFE-mag.』の取り扱いをお願いさせていただきました。アロマテラピーやハーブ、生活雑貨を扱うお店です。アロマテラピー教室や個々人の心身の状態にあわせたサロンもあるとのこと。

また、代表の菊池さんは「新潟市上古町商店街振興組合」の理事として商店街の活動にも取り組んでいます。商店街のまちあるきと合わせてぜひお店もめぐっていただけたらと思います。

『LIFE-mag.』は【日本海編】【シネ・ウインド編】【燕三条編】【佐渡編】を置かせていただきました。ありがとうございます。

2015年3月24日火曜日

タカギ農場(新崎・新潟市)にて、久々の再会

LIFE-mag. vol.004(二〇〇九年発行)で取材させていただいた髙橋(取材時は和泉)由紀さんに久々に再会しました。

タカギ農場直売所にて

取材した当時は、五泉市で家業として農業をされていましたが、三年ほど前にタカギ農場(新崎・新潟市)の髙橋さんと結婚され、いまはそちらの仕事をされているそうです。

タカギ農場は、イチゴ狩り、農家レストラン、食品加工(ハム、ソーセージ)などの事業も手がける農業生産法人です。高糖度のフルーツトマトや新潟県認証特別栽培米「高儀情熱米」の生産もしています。

ホウレン草のタカギミートソース

訪ねた際、ビニールハウスの中に設置されたレストラン「エストルト」で食事をしましたが、かなりの美味。新鮮な野菜のエネルギーと料理人の腕でしょうか、「明るい」味がしました。

約六年前の取材では、農家の日常、こだわりや難しさを聞かせていただきました。その時もイチゴやトマトの栽培について話を伺いましたが、結婚後もまたさらにその仕事に。

取材を通じて知り合った方とまたこうして再会し、近況を報告できるのはいいですね。活力をいただきました。

2015年3月23日月曜日

珈琲を一杯、ツバメコーヒーさん(吉田・燕市)へ。

入口通路から

週末、ツバメコーヒーさん(吉田・燕市)を訪ねて珈琲を一杯いただいてきました。『LIFE-mag.』最新号から全バックナンバーを取り扱いいただいています。いつもありがとうございます。

カフェコーナーの壁一面に作りつけられた本棚も魅力で、すこし前にはそこから本をお借りしたこともあります。雑貨販売コーナーでは、『〈民藝〉のレッスン つたなさの技法』『「生活工芸」の時代』『道具の足跡―生活工芸の地図を広げて』などが展開中でした。どれも気になります。

雑貨コーナー

最近、新潟日報の『assh』表紙を飾り、さらに注目を集めるツバメコーヒーさん。私が訪ねたときもほぼ満席状態が続き、店主・田中さんは忙しそうで、短い挨拶だけして帰ってきました。

まだ肌寒い新潟、西日のさす入口通路のテラスのあたたかさが心地よかったです(真夏はきついだろうなぁ)。

2015年3月17日火曜日

新潟文化批評誌『風だるま』61号×にいがた文化マガジン『ばらくて』13号共同発行誌=『ばらだるま』

「酒は人生の句読点。句読点のない人生って、だらだらするだろう(先輩に言われた一言)」(野沢さん)

「酔っぱらいたいわけじゃないんだよ。今日はちゃんと生きました、の『マル』をつけたいんですよね」(村井さん)

「酒飲みは、正直言って、時間は相当無駄にしているはずだけど、じゃあ世の中、すべて合理的であったらそれですべていいのかって」(伊藤さん)

などなど、よき酒飲みオヤジの話を隣の席に座ってそっと聞いているような読後感。分をわきまえた酒飲みであり、それぞれ本業で第一線で活躍されている方々だからこその説得力なんだろうな。これを自分が言っても説得力ないなー(笑)。

二〇一四年の暮れ、ふらりと訪ねた「新潟絵屋」さんの書籍コーナーでみつけて購読しました。新潟文化批評誌『風だるま』61号×にいがた文化マガジン『ばらくて』13号共同発行誌=『ばらだるま』第一号の一節です。

『ばらだるま』vol.1

これまでそれぞれに発行を重ねてきた二誌が合わさった合併号です。特集は「酒」を語る、です。

その1「全しょ連」座談会「しょっぺ店とは〝関係性〟だ!」
語り手:伊藤純一、野沢達雄、小川ひふみ、小川弘幸、村井勇、オブナイ秀一
第一部 せきとり本店で語る
第二部 新潟絵屋で語る
その2 吉川酒店店長インタビュー
「地酒防衛軍は〝J3〟の酒を応援します」
その3 大衆酒場ソクラテス店長インタビュー
「ソクラテスは〝リアル文化酒場〟だ」
酒エッセイ 一人酒の旅が好きだ 野沢達雄

以上が特集の内容で、他にも寄稿文や「酔談」など十六本ほど続いて、一〇〇頁超です。面白かったです。

私も創刊号の頃に訪ねて以来、お世話になっている駅前楽天地のソクラテスのこともあらためて知ることができました。ソクラテスの店名の由来は、旧・横越村(現・新潟市江南区)出身の小林存(ながろう)の歌、「われこそは街の酒場のソクラテス 君に与へんか毒杯も亦」からだったとのこと。北方文化博物館の近くの公民館の前の石碑を見てぞくっと、と。

個人的に一番面白かったのは、巻頭の対談での野沢さんの「全しょ連的なセンスでいうと、外れ・場末・辺境の地に行って、だれもお客が来ないような食堂で酒飲むのが、最近の私の趣味なんですよ。新潟駅周辺よりは、羽越線沿線とか、信越線の加茂駅前とか、越後線の吉田駅前とか」とのコメント。そんな「趣味」最高です。これ、俺もやりたい。

あと巻末の対談で、越智教授のお店セレクトもまた興味深かったです。LIFE-mag.編集室の斜め向かいの「千幅」も登場、またお隣の関屋地区「ごん助茶屋」、「丹波」なども。
「ごん助茶屋」に関しては、万代と古町と関屋に三軒あればそれでいいと、もう理想型に近いと激賞。これは近々、行きたい。編集室からも一駅、自転車でも十五分あればいくかな。

読みどころは他にもたくさんありますが、最後にもうひとつ。大倉宏さんの「偶然絶後」というコラム。「水と土の芸術祭2012」について書かれたものです。

ここで大倉さんは、大友良英・飴屋法水らによるインスタレーション「Smile」のことを書いています。「廃材」を使ってつくられたインスタレーションに、ある日、寝転がって解き放たれたもの、「休息」して感じたことについてです。

フォルダを見返したら撮影したのがありました。
こんなのや、
こういうのが点在してました。

今年、二〇一五年も第三回目となる「水と土の芸術祭2015」が七月十八日より開催(『ばらだるま』編集人の小川弘幸さんは総合プロデューサー)されます。招聘アーティストや市民プロジェクトも続々と決定しているようですが、大倉さんの言葉は、今回にもつながるヒントを持っているように感じました。

とにかく読みどころたくさんで、価格は五〇〇円(税込)。よき酒飲みオヤジの背中を感じられる雑誌です。新潟絵屋北書店英進堂シネ・ウインド、吉川酒店(こんぴら通り)で販売しているとのこと。ぜひ。

2015年3月16日月曜日

「アートサイト岩室温泉2015」へ、温泉街をのんびりと散策。

このブログを書いているのは三月十六日、月曜。先週は一度、寒波がきてまた冬に戻ったような気がしましたが、週明けは一転、青空が広がり、上着もいらないような気候になりました。花粉症同士の方々、さて、花粉との闘いですね。

この週末は新潟市内、多くのイベントが開催され賑わっていた、、、ようです。

新潟淡麗にいがた酒の陣2015」は十四日は約七万人、十五日は約五万人の来場者数とのこと。県内約九〇の酒蔵から約五〇〇種のお酒が飲めて、(当日券でも)二五〇〇円ですからね。どこかお得感ありますよね。(が、私はいったことないけど)

また地元サッカーチーム「アルビレックス新潟」の開幕戦、清水エスパルス戦もありました。デンカビッグスワンスタジアムにて、約二万人が集まったそうです。結果は〇対〇の引き分け。もう八年くらい前になるかな、あのグラウンドに立ち、客席に手を振っていたこともあったなぁ、ダチョウの着ぐるみを来て(笑)。暑かった。

週末、私は新潟市の西の果て、岩室温泉で開催されていてた「アートサイト岩室温泉2015」を観てきました。こちらは人でごったがえす、ということもなく、のんびりと歩きながら作品を観て回れました。

いくつか撮影した写真をアップします。前置きがそれを予感させるように、以下もまた凡庸なレポートになっています、悪しからず。

こちら二枚は「ゆもとや」さんでの展示。



以下三枚は「松屋」さんでの展示。




こちらは「高島屋」さん。


こちらは「いわむろや」さんで同時開催中だった「神田亜美×鯛車 波とともしび」展。神田さんは全国的に活躍する新潟在住のイラストレーターです。


温泉街のちょうど真ん中にある「灯りの食邸 小鍛冶屋」の二階ギャラリー「室礼」で同時開催中だった「にいがたアグリピクニック」活動記録写真展にも。




このギャラリー「室礼」が発行するフリーペーパー『ひとひら』は毎号、読み応えがあります。先月、発行された最新号も読んで早速、ツイッターで宣伝しておきました(勝手に)。


そして、お昼を老舗食堂和田屋でいただきました。写真は、日替わり定食の中華丼です。和田屋の焼飯(チャーハン)もおすすめです。天丼とカツ丼を合わせた「天カツ丼」も話題です。



写真は以上です。

話はすこし飛びますが、アートサイトの会期開始からその様子を「ケンオー・ドットコム」さんのサイトで見ていました。記者であり、代表者の佐藤雅人さんとはLIFE-mag.【燕三条編】の頃にいろいろと地域の情報を聞かせていただきお世話になりました。その頃は、岩室地域は取材対象ではなかったようですが、いまは取材範囲としているようです。

新聞社が運営するものから、観光協会、デザイン事務所や個人が運営するものまで、地域情報サイトは全国的にも多くありますが、「ケンオー・ドットコム」はその質、量ともに群を抜いているように思います。今回のアートサイトの取材でもテキスト、写真、映像をまじえ、新聞社やテレビ局が伝える情報とはまた違った角度で、より深く、その地域のことを紹介していたように感じました。

ウェブと雑誌と媒体は違いますが、佐藤さんのその仕事っぷりには尊敬と憧れがあります。ぜひウェブをのぞいてみて下さい。

2015年3月8日日曜日

路地連新潟の野内隆裕さんの案内で「新潟下町あるき 日和山登山」へ

集合場所、みなとぴあにて。佐渡汽船が方向転換中のシャッターチャンス。

「まちあるき」や「路地、小路」に関する注目が高まり、全国的にまちあるきイベントが開催されるようになって久しいです。新潟市内でも盛んに行われていますが、編集室のあるエリア(新潟島)のものには参加したことがなく、いつか...と思っていました。

今回その機会があったので参加してきました。

201537日(9:30〜、新潟市歴史博物館みなとぴあ集合。博物館の展示で新潟島の概要の解説をうけて、まちあるきに出発、日和山を目指して歩くというコースでした。

案内人は、「路地連新潟」の野内隆裕さん。新潟ではもちろん、全国的に見てもまちあるきに関して先駆的な活動、取組を行ってきた方です。

野内さんとデザイナーの上田浩子さん、そして新潟市役所の方々が制作した「まちあるきマップ(現在、全六種類)は永久保存版でしょう。そのマップでいう「新潟下町あるき 日和山登山のしおり」編が今回のコースでした。

新潟島の地形の変化、町並みが変わっても土地が覚えていること、通りや小路名の由来と変遷、昔この町に暮らした歴史上の人物、路地園芸、路地猫などを解説してもらいながら約二時間半のまちあるきでした。野内さんのとにかくマニアックな視点とその深さに感嘆しっぱなしでした。

新潟の町は信濃川が運んできた砂がこの河口地域に砂丘列を生み、その地形と川に沿って作られたそうです。「新潟に砂丘が?」と思いますが、地形図をよく見るとその砂丘列は約七〇キロほど続いていて、鳥取砂丘よりも長いそうです。

しかし、その土砂や飛砂が町を侵食してしまう被害もありました。その対策として、1617年、長岡藩主・堀直寄による砂防林工事。1844年、初代新潟奉行の川村修就による砂防林工事などが行われてきました。

現在もその工事の形跡をたどれるように松林を確認できます。その松を指して野内さん、「長年、海風にさらされ曲がった松をみてください。がんばったな〜って思うでしょ?」。町を形づくってきた植物に対しても思い入れがすごいです(笑)。

時間中めいっぱいいろんな話を聞かせてもらい、とてもここではあげきれません。いくつか道中の写真をアップします。

案内人の野内隆裕さん。

旧税関庁舎を抜けていざ新潟の町へ。

湊稲荷神社。案内看板は野内さんの活動に注目した市と制作。

お稲荷さん。船乗りが出港できないよう新潟の女性や商売人が荒天を願った。足、止め。

艀=はしけ。なかなか読めない。この町の由来を示す。

金刀比羅神社へ。野内さんがパソコンで再現した「難船彫刻絵馬」はここに。

願隨寺(がんずいじ)。墓地を抜けます。

墓地の脇より、まさかこんなところに路地が。

野内さん、さぁいよいよどんな路地でも抜けていきます。

空家になった長屋の土壁。

開運稲荷神社。参道の「こんこん様」は明治時代に出雲国の回船が運んで来た出雲石でできている。
顔が落ちているが、これまでも2〜3度あるらしい。

日本海へ出てきました。日和山展望台へ。

日和山展望台からの眺望。左の茶色いマンションあたりが信濃川河口だった頃もあるそう。
大河津分水関屋分水などの整備により、流れ込む砂量にも変化があり、河口や海岸線も変化してきたそうです。

新潟市共同墓地。名誉市民3人のうち2人(荻野久作、澤田敬義)が眠る。
名誉市民の【リンク】

マニアにはたまらない?

一見、なんの変哲もない通りに見えますが、「ここは〈一級スリバチ〉に認定されているんです!」と野内さんが嬉しそうに話していた通り。

「一級スリバチ」とは、「東京スリバチ学会」が独自に認定している四方を谷や丘などによって囲まれた地形、その場所をいうそうです。ここは砂丘間低地とも呼ばれるそうです。

新潟市共同墓地から新潟市美術館へと抜ける通りです。今回はここは抜けなかったので、近々また行ってみようと思います。

そういえば去年の夏に読んだ本↑に。

路地園芸その1。

路地園芸その2。

そして日和山へ。その5合目には野内さんが運営するカフェが。

日和山とは、港に入る船の水先案内を行う場所でした。石巻や酒田など全国に80ヶ所ほど同じ地名があります。新潟の日和山は、高さは12.3メートルの小さな山になっています。野内さんが拠点を置くのもここ。2014年10月に「cafe日和山5合目」をオープンさせました。

ソーセージパンと珈琲セットで休憩。
野内さんの奥様がパンを焼いています。

飲食も美味しかったですが、その蔵書資料も興味深かったです。時間をつくって資料を読みにまた行きたいです。奥深いまちあるきの世界。野内さんの探究心とユーモアに打ちのめされた一日になりました。

今回は市内百貨店に勤める笹川さんのお声掛けで参加させていただきました。ありがとうございました。

2015年3月4日水曜日

ダイニングバー「0258」(長岡市城内町)オープニングレセプション

ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、2014年9月に招待いただいたダイニングバー「0258」(城内町・長岡)のオープニングレセプションの映像をアップします。


江戸からお福さん(http://www.ofuku.tv)がやってきてお祝いした様子を撮影しました。圧巻のパフォーマンスです。

左・蕗くん、中・お福さん

お声掛けいただいたのは、『LIFE-mag.』の取り扱いでもお世話になってる「KRAK OFFICE」(山田町・長岡)の蕗くんからのご縁です。「0258」のオーナーは蕗くんのお兄さんです。

そして【日本海編】から「0258」でも取り扱いをお願いさせていただきました。こちらは2月の頭に納品に伺った際に頂いたランチです。どれも手間ひまかけられているのが伝わってくる料理でした。

懐石ランチ

メニュー

また、納品後、オーナーの野歩さんからブログで嬉しいコメントをいただきました。

野歩さんブログ

「飲める雑誌」というタイトルで、「買い物は、「流行」・「安さ」・「量」ではないと思う。 買い物は、創ったその人・会社の「仕事を買う」ことだと思う」とのコメント。ありがとうございます。納品後、入口にポスターも掲示いただいていたとのこと、重ねて感謝します。

「0258」ブログより