2017年12月27日水曜日

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】発刊のご案内

vol.010【西蒲原の農家 編】表紙

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】発刊のご案内です。

本誌、付録1、付録2が刷り上がって編集部に揃いました。これより掲載者、広告主、お世話になった方々へ御礼に回った後、取扱店へ納品に回ります。御礼だけでも20人以上の方々を回る予定です。すぐに書店等に行かれましてもまだありません。納品状況などはブログ、SNSでアップしていきますが、取扱店さんに直接問い合わせていただくのが確実かと思います。多くの方々にご協力いただいていますが、基本的にはひとりでの作業が続いています。前後するところも出てくるかと思いますが、どうかご理解いただけましたら幸いです。

今回は西蒲原地域の農家さんの特集で、新潟市岩室観光施設いわむろやの館長・小倉壮平さんからのお声がけで企画が立ち上がりました。小倉さんは岩室温泉の古民家・小鍛冶屋で6年前から「やさいのへや」という農家交流レストランを開催しています。

年20回ほどの開催で、各回、その時季に採れる旬の野菜をひとつのテーマに設定して、実際に作っている生産者さんと一緒に献立を考え、調理、提供するイベントです。生産者だからこそ知っている美味しい食べかた、生産背景などをお客さんと対話しながら伝えることのできるイベントとなっています。

今回、Life-mag.で取材した13人の農家さんもその活動に関わりのある方々です。わたしも畑を訪ね、生産の背景や、流れ、その人柄などを伺いました。

「やさいのへや」の主催者である小倉さん、そしてともに企画に携わる野菜ソムリエの山岸拓真さんからはご自身の言葉で活動に対する思いを寄稿してもらいました。

また、「農家料理のレシピ」として5品をピックアップし、その調理法や背景を掲載。こちらは、Life-mag.編集見習いである村山亜紗美さん、いわむろやインターン生でシンガーソングライターの岡村翼くんの20代前半の若手に担当してもらいました。

後半にはLife-mag.なりに西蒲原の農業を補足できるような記事をと思い5本の小特集を作りました。前号と特集地域が重なっていることもあり、それを補完するような内容にもなりました。

最後に、やさいのへやの会場である小鍛冶屋の2階でギャラリー「室礼」を主宰する桾沢厚子さんに活動の振り返りを寄稿してもらいました。岩室を中心に各地に残る「手しごと」の現場を訪ね、それをワークショップにして参加者らと共有する活動を続けています。ことの発端は小鍛冶屋の蔵に眠っていた「カマダイ(藁の鍋敷き)」だったそうです。

以下が目次です。

きゅうり|近藤 圭介さん|燕市吉田本町
はちみつ|草野 竜也さん|西蒲区栄
イチジク|渡辺 直樹さん|南区西萱場
ビオレソリエス|笹川 千代子さん|西蒲区赤鏥
豚・ハーブ|川上 敏子さん|西蒲区富岡
米・古代米|渋木 美佐子さん|燕市溝古新
牛乳・ジェラート|後藤 敏子さん|西蒲区角田浜(カーブドッチ内)
大根からし巻|岩崎 修さん|西蒲区松野尾
キウイフルーツ|永塚 薫さん|西蒲区潟浦新
柿|岸本 洋子さん|西蒲区仁箇
寄居カブ|長津 恵智子さん|西蒲区竹野町
りゅうのひげ|八百板 惠子さん|西蒲区岩室温泉(いわむろや)
やひこ太郎(しいたけ)|竹野 勝行さん|弥彦村井田

〈寄稿〉「農家さんの声を届けて 人生を豊かにする食事」|山岸 拓真さん(やさいのへやプロデューサー)
〈寄稿〉「西蒲原の食と人を結ぶ場所」|小倉 壮平さん(やさいのへや主催者)

「農家料理のレシピ 5品」
「ちまき」「きりあえ」「ししとう味噌」「干しかぶの煮物」「だんご汁」(取材・撮影:村山 亜紗美、岡村 翼)

小特集5本
「古写真にみる 水郷・西蒲原」
「巻・割烹渡辺の原点 鎧潟の恵み」
「実りに祈りを 下粟生津四季生業図絵馬」
「治水の門番 西蒲原排水中央管理所」
「米づくりの神 彌彦神社の農業信仰〈初穂講〉と〈相撲節会〉」

〈寄稿〉「土着ワークショップからENZAへ 未来に残る『手仕事』を求めて」|桾沢厚子(ブリコール)

編集手帖

以上、B5判68頁です。
誌面見本が以下です。

見本1



見本2

見本3

見本4

付録1

こちらは〈付録1〉の「西蒲原の地図」です。A2判を小さく折り畳んで入れておきます。地図のテーマは〈治水〉です。揚水機場、排水機場などの治水施設等、かつての潟や川跡、海抜、浄水場などに印をつけました。西蒲原をはじめ越後平野の地形の特徴を考える際に役立ててもらえたらと思います。

付録2

こちらは〈付録2〉として編者が新潟日報『おとなプラス』に寄稿した記事8本を収録したA5判36頁の小冊子です。収録した記事のテーマは「粟島の島祭り」「国上山と良寛」「山北の食文化」「高柳町門出の鳥追い」「秋山郷と鈴木牧之」「角田山の成り立ちと自然」「塩の道 糸魚川から小谷へ」「雲母温泉と雲母神社」です。

雑誌媒体ならでは〈遊び心〉や〈おまけの嬉しさ〉を試してみたくて、今回初めて作りました。こちらも合わせて楽しんでもらえたらと思います。

Life-mag.は2008年に創刊し、2018年で創刊10周年となります。ようやく10号目の発刊となりました。編者の無知、無力で期待に応えられなかった場面も多くありました。これまで取材させていただいた方々、広告主、取扱店の方々、ご支援、ご指導いただいた方々にあらためて感謝します。ありがとうございました。

登山で言えばようやくひとつの山の頂き(10合目)に立ったに過ぎません。ここから見える峰をつたって次の山を目指してこつこつ歩いていきたいと思います。

これからも地域の歴史、文化、そして人の魅力に独自の光をあて、地方の出版文化の末席を担えるよう精進して参ります。引き続きのご支援とご指導、そしてご愛読を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。

ではでは、まずは掲載者への御礼回りへと歩きたいと思います。

2017年12月23日土曜日

〈水〉をキーワードにマップを制作。本誌は無事印刷へ

深夜の編集部

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】の発刊まであと一歩。〈付録1〉西蒲原の治水マップを作り込んでいました。排水機場、揚水機場などの治水関連施設、要所ごとの海抜、かつての潟や川の跡を入れたマップを制作しています。

はじめは「農家編」なんだから直売所マップかな? とも思っていましたが、それは行政や農協さんなどにお任せすることにして『Life-mag.』なりに〈水〉をキーワードにマップを作りました。

西蒲原土地改良区、白根郷土地改良区、亀田土地改良区、新潟地域振興局巻農業振興部を訪ねて主要施設について話を聞き、資料をもらい参考に。新潟市潟環境研究所の報告書、『郷土史 燕』、国交省が編集した『信濃川・越後平野の地形と地質』などを読み解いて、地図に落とし込みを行いました。

佐潟に面した赤塚中学

さらに今日(22日)は、新潟市潟環境研究所の協力研究員であり、赤塚中学校の地域教育コーディネーターの太田和宏さんを訪ねて、補足の助言をもらいました。最後、微調整をして明日、入稿したいと思います。

先日、このブログでもお伝えした最後の本誌誌面広告は、佐渡の旅館の方から申し出があり、早々に枠が決まりました。ありがとうございました。本誌はその後、無事に印刷へと進みました。

また、〈付録2〉の「おとなプラス」に寄稿した原稿8本の小冊子は先週中に入稿し、昨日、刷り上がってきました。コンパクトな小冊子で〈おまけ感〉があっていいかなと思います。初の試みです。

マップが刷り上がってきたら、3点を揃えてLife-mag.vol.010の発刊へと進みたいと思います。毎号、作るまでで息が上がりそうですが、作ってからが次の本番。御礼に回って、届けて売って、そして次号につなげて、一巡です。道はまだまだ。

蛇足。

このブログを書いているのは25時過ぎですが、イラストレーターのごく些細な操作方法がわからず悩んでいました。が、やっとわかりました。いわゆるギョーカイの人が知ったら「まだそこかよ!?」ってな操作ですが。ふひぃ。もうちょっと微調整をしたら、上がりにします。

まだお仕事中の方、一緒に上がりにしましょう。

2017年12月15日金曜日

【急募】編集後記内に名刺サイズの広告募集

編集手帖(vol.009)

現在、Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】のまとめ作業を行っていますが、名刺サイズ広告[15,000円(税込)]が1枠空いています。前号vol.009【寺泊・弥彦・岩室・巻 編】にもあった「編集手帖」のページに配置予定の枠です。最後の調整を行っていたのですが、1枠空いていることにいま気づきました...。

週明けに最終入稿となるので、凝ったデザインだと難しいですが、もしもロゴや店名などをバンと配置し、住所や連絡先を載せてもらえれば良い、という方がいらっしゃいましたら、いかがでしょうか。12/17の夕刻までに1、2度やりとりできると助かります。

「編集手帖」は本誌最終ページにぎゅぎゅっと編集の舞台裏をまとめたようなページです。前回、「字が細かいのであまり見てる人いないかもなぁ」と思っていたら、いやはや意外に読み込まれていて驚きました。「編集手帖のあそこに書いてあった店に行ったよ」「そういう関係、背景があったんだ」「まずは編集手帖から読んでるよ」など何人もの人に声をかけられました。こういう感覚を特集ページにも反映させられればなぁと思うくらい。

[受 付](終了しました)
http://lifemag.thebase.in/items/8500956
領収書の発行も可能です。

ネット決済でなく直接、連絡を取り合いたいという方は
[メール]niigata@life-mag.com
[携 帯]090-7421-3739
Life-mag.編集発行人・小林弘樹 まで。
精算は発刊後でも大丈夫です。

制作支援カンパ]もまだ最後、間に合います。合わせてご検討いただけたら幸いです。よろしくお願いいたします!

2017年12月12日火曜日

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】制作支援カンパのお願い6「最終打ち合わせ」

今日は「やさいのへや」の主催者であるいわむろやの小倉館長とLife-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】の印刷前の最終打ち合わせを行ってきました。

予定している表紙のイメージや補足記事、印刷前後のスケジュール確認でした。Life-mag.の編集室には家庭用のインクジェットプリンタしか無いので、近所のセブンイレブンに行ってPDFデータをコンビニのレーザープリンタでコピー。似たようなサイズ感の冊子にまきつけて、雑誌のイメージをつかんでもらいました。

次号ではいわむろやの小倉さん、野菜ソムリエの山岸さんらが主催する農家交流レストラン「やさいのへや」に関わる西蒲原地域の農家さん13人が登場します。それぞれ生産背景や思いなどを伺いました。また、Life-mag.なりに西蒲原の農業について補足できるような記事として5本の小特集を作りました。

今週いっぱいですが、制作支援のカンパのみ受け付けております。最後、一口の応援をいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


また、今日はやさいのへや開催日だったので、わたしもお客さんとしてお昼を食べてきました。以下に写真をアップします。

農家さんからの説明

今日のテーマは食用菊「りゅうのひげ」。細身の花びらでシャキシャキとした食感、品の良い香りが特徴の菊です。

今日のお膳

今日のメニューは「りゅうのひげの押し寿司」「お吸い物」「りゅうのひげのかき揚げ天」「岸本さんちのサラダ 殿様ドレッシング」「かきあえなます」「りゅうのひげ辛子漬け」「(金箔入り)殿様茶」でした。〈殿様〉とつくのは、りゅうのひげがかつて三根山藩の殿様に好まれたことから。

配膳の様子
企画を担当する山岸さん

なんとなく山岸さんのニットもりゅうのひげに合わせたかのようなカラーでした。本人には未確認。

デザートの説明

今日のデザートを担当したのはケータリングユニット「DAIDOCO」のちひろさん。

デザートにもりゅうのひげ

デザートは「りゅうのひげ白玉ぜんざい」と「りゅうのひげと柚子のかるかん」。かるかんのほどよい弾力が柚子の風味をより一層口のなかに広げてくれるようでした。

やさいのへやライブ

西蒲区を盛り上げようと「いわむろや」でインターンをするシンガーソングライターの岡村翼くんのライブもありました。

今日も農家のお母さん方とお客さんとがごく近い距離で交流しながらのランチとなりました。生産方法や調理法、そして人柄までが伝わるのがやさいのへやの特徴かなと思います。

そんな農家さんの魅力を次号Life-mag.では特集します。どうぞよろしくお願いいたします。

2017年12月3日日曜日

ツバメコーヒーSTANDオープニングレセプションへ

オーナー田中さんによる乾杯

燕市のツバメコーヒーさんの2号店が新潟市中央区万代にオープンしました。2017年12月3日の19:00〜のオープニングレセプションにすこしだけ顔を出してきました。

ツバメコーヒーさんにはLife-mag.の全バックナンバーの取り扱いでお世話になっています。また、在庫が無くなると追加の発注もしてもらい、いつもお世話になっています。

今日は日曜ということで子ども二人の保育園が休み。朝、地元の消防団の集まりに出た後、午前中は仮面ライダーやらを見せながら過ごしました。娘は午前寝。わたしは脇で読書。昼飯のみ実家に預けて、机に向かい次号で出稿してもらう予定の広告制作、1案送信。午後からは二人を連れて、Life-mag.の集金業務へ。後、近くの広場で少し遊ばせる。夕刻、娘は妻へ。息子を連れて万代へ。途中、回転寿司からのディズニーストア、後、ツバメコーヒーSTAND(2号店)でした。

以下に写真を。

ケータリング、サンドウィッチも

オリジナルグッツ

オシャンティーなゲストの面々はみな、花束やらデパートの紙袋にお祝いの品を渡していましたが、わたしは(いつも通りの)甲斐性の無さを発揮し、手ぶらで突入。なにも持って行かないかわりに、なにか持って帰ろうと思い、オリジナルの手ぬぐいを購入。

「無理して買わなくていいのに〜」という田中さんの一言に対し、

「いや、記念に〜」にしか言えない、(いつも通りの)機転の悪さを発揮。

(話は違うけど、竹原ピストルさんが歌う「そんなに気を遣って注文しなくていいからねという、あの喫茶店のマスターのささやかな激励」を連想するなぁ)

お店はお客さんでいっぱいだったので、キッズルームがあって助かりました。カーズのトミカがあって、息子は大喜び。

数人の知り合いに短い挨拶だけして退散。

撮影:息子

ケータリングを担当したあゆみさんとまいこちゃんを息子が撮影。

入口階段

看板

タイロウくんがんばって〜!

「ツバメコーヒーSTAND」
新潟市中央区万代1-2-13 コスモビル2F
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月・火

※Life-mag.は燕市のみの取り扱いです。