佐藤家にてインタビュー |
次号の[巻]エリアの取材で、写真家の斉藤文夫さんを訪ねました。
斉藤さんは旧巻町福井地区に生まれ育ち、そしていまも暮らしています。現在、82歳。
干拓前の地元福井の過酷な農作業の様子を記録に残したいとカメラを向けはじめた話。「鳴き砂」「毒消し売りの里」そして「東北電力の原子力発電所建設計画」があった角海浜集落へ通いはじめ、そこでみたこと、感じたこと。
その後、「巻町ほたるの会」の立ち上げ、角田山の麓一帯の豊かな自然体系を通じたまちづくりを行ってきたこと。ほたるの生態系を守るため矢垂川の護岸工事に反対し、計画を見直させたこともあるそうです。
歴史と文化と自然を愛で、多くの人と記憶をつないできた斉藤さんの半生を伺いました。
※取材後、角田山の沢水がさらさらと集落を下る音に耳を澄ませながら、ひとり二時間ほど裏山に入ったり、小路に入ったりして福井地区を歩きました。四世紀の古墳から、三根山藩主の墓、北国街道、そして饅頭に柚餅子まで、歴史の声を聞きながら。
10分くらい歩くと着きました。雨上がりで蚊がたくさんいた... |
線刻三十三観音への林道。霊場入口とだけあって、ひとりは怖かったッス |