大変長らくブログの更新を怠り申し訳ありませんでした。
この度、株式会社エイチ.ケイ コネクションを解散しました。
続刊を楽しみにしていてくれた方々、申し訳ありません。
昨年末、資金不足により、これ以上の制作発行が難しい状態に陥りました。
すべて制作責任者である私の不勉強さと、努力不足によるもので、心からお詫び申し上げます。
また、定期購読を申込み頂いていた方々へは順次、返金の手続きを行っていきます。
店舗での取り扱いをお願いしていた箇所へは集金に伺わせていただきます。
なんらかしらの形で制作は続けたいと思いますが、
しばらくは休刊させていただきます。
---
24歳の中頃、一般企業で働いていた私の脳裏に「LIFE-mag」の構想が一気に降りてきました。
昔からやりたくて、この構想を温めていたというものではありませんでした。
一瞬の閃きとはこのことかと思いました。
それ以後は、「あのような表現でしか生きられない」そういったモチベーションが私を突き動かしていました。
経験も技術も人脈もない私に逃げ場はなく、進むしかない、そんな心境でした。
その後、制作の過程では、無知な私を多くの「必然」と「偶然」が助けてくれました。
「あぁ、この瞬間に立ち会うためにやってきたんだな」
「この人にこの言葉を届けるためにやってきたんだな」
「いまこのタイミングでこの人に会えて良かった」
---
創刊号の巻頭にも書いた通り、資本の論理が私たちの生き方や価値観までも統一しているように感じていました。
「人の集まるところにお金が集まり、お金の集まるところに人が集まるような」
また逆に、専門化され、分業化された社会は個々人をもっと孤独に追いやっているようにも感じていました。
繋がっているようで繋がっていない。
LIFE-magは資本の論理とは別に、多種多様な価値観・生き様を取り上げ、認め、新潟という土地に生きる人々の「いま」を写しだす、発掘する試みでした。
牧師もいる、畜産家もいる、地球の裏側の戦場に出向く人もいる、舞台を創っている人もいる、オペラをやっている人もいる、政治家もいる、波を撮り続ける人もいる、射精介助のNPOをやっている人もいる、鉄を削って彫刻する人もいる、解剖学を研究する人もいる、種を蒔き芽が出る瞬間に興奮する人もいる、、、
ビジネスをやる以上、マーケティングという方法も必要になってくるとは思います。
しかし、その網にはかからない、そんなノックのやり方では聞けない言葉もあると思うのです。
そして、この街の「全体」を俯瞰するようなイメージもありました。
---
また、私が「インタビュー」という形式を取ったのは、相手の「言葉」を「表現」を出来る限りそのまま掲載したかったからです。
言葉一つの持つ意味の多様性を大切にしたかったからです。
編集の過程で、この言葉の方がわかりやすいから、この表現に変えた方がわかりやすいからということで、相手の言葉を変えたくなかったからです。
その背景には、
「昨日まで元気にしていたあいつが、まさか死ぬなんて」
「さっきまで笑い合っていたあいつが、まさか・・・」
いま隣にいる人のこと、どれだけわかっているだろう。
そんな経験から来ています。
友人、知人、同僚、家族、恋人が発する
「疲れたなぁ」
この5文字の言葉に込められた感情を本当にくみ取りたかったら、相当な時間が必要だと私は思っています。
---
「99%人は変わらない。
しかし、1%の確率で人は変わる」
私はいつの日からかそう思っています。
「LIFE-mag」という波紋がどこまで広がり、浸透したのか。
どれだけの人にこの思いは届いたのか。
幾人かの琴線には間違いなく触れて、音が鳴り響く場面に何度も立ち会いました。
とても幸せな瞬間でした。
事業として成り立たせることの出来なかった私の浅はかさを認めつつも、
行動を起こしたことに一切の後悔はありません。
そして、無知な私に本気で語りかけてくれた人たち。
自分の経験をそっと差し出してくれた人たち。
モノも言わず、いつも支えてくれた人たち。
いまはまだ言葉に出来ない受け取ったこの感情。
到底、恩返しなんて出来そうにありません。
やはり繋げていくこと、次に伝えていくことなんでしょうか。
いまは会社の解散という一つの区切りです。
お世話になった方々、ありがとうございました。
この度、株式会社エイチ.ケイ コネクションを解散しました。
続刊を楽しみにしていてくれた方々、申し訳ありません。
昨年末、資金不足により、これ以上の制作発行が難しい状態に陥りました。
すべて制作責任者である私の不勉強さと、努力不足によるもので、心からお詫び申し上げます。
また、定期購読を申込み頂いていた方々へは順次、返金の手続きを行っていきます。
店舗での取り扱いをお願いしていた箇所へは集金に伺わせていただきます。
なんらかしらの形で制作は続けたいと思いますが、
しばらくは休刊させていただきます。
---
24歳の中頃、一般企業で働いていた私の脳裏に「LIFE-mag」の構想が一気に降りてきました。
昔からやりたくて、この構想を温めていたというものではありませんでした。
一瞬の閃きとはこのことかと思いました。
それ以後は、「あのような表現でしか生きられない」そういったモチベーションが私を突き動かしていました。
経験も技術も人脈もない私に逃げ場はなく、進むしかない、そんな心境でした。
その後、制作の過程では、無知な私を多くの「必然」と「偶然」が助けてくれました。
「あぁ、この瞬間に立ち会うためにやってきたんだな」
「この人にこの言葉を届けるためにやってきたんだな」
「いまこのタイミングでこの人に会えて良かった」
---
創刊号の巻頭にも書いた通り、資本の論理が私たちの生き方や価値観までも統一しているように感じていました。
「人の集まるところにお金が集まり、お金の集まるところに人が集まるような」
また逆に、専門化され、分業化された社会は個々人をもっと孤独に追いやっているようにも感じていました。
繋がっているようで繋がっていない。
LIFE-magは資本の論理とは別に、多種多様な価値観・生き様を取り上げ、認め、新潟という土地に生きる人々の「いま」を写しだす、発掘する試みでした。
牧師もいる、畜産家もいる、地球の裏側の戦場に出向く人もいる、舞台を創っている人もいる、オペラをやっている人もいる、政治家もいる、波を撮り続ける人もいる、射精介助のNPOをやっている人もいる、鉄を削って彫刻する人もいる、解剖学を研究する人もいる、種を蒔き芽が出る瞬間に興奮する人もいる、、、
ビジネスをやる以上、マーケティングという方法も必要になってくるとは思います。
しかし、その網にはかからない、そんなノックのやり方では聞けない言葉もあると思うのです。
そして、この街の「全体」を俯瞰するようなイメージもありました。
---
また、私が「インタビュー」という形式を取ったのは、相手の「言葉」を「表現」を出来る限りそのまま掲載したかったからです。
言葉一つの持つ意味の多様性を大切にしたかったからです。
編集の過程で、この言葉の方がわかりやすいから、この表現に変えた方がわかりやすいからということで、相手の言葉を変えたくなかったからです。
その背景には、
「昨日まで元気にしていたあいつが、まさか死ぬなんて」
「さっきまで笑い合っていたあいつが、まさか・・・」
いま隣にいる人のこと、どれだけわかっているだろう。
そんな経験から来ています。
友人、知人、同僚、家族、恋人が発する
「疲れたなぁ」
この5文字の言葉に込められた感情を本当にくみ取りたかったら、相当な時間が必要だと私は思っています。
---
「99%人は変わらない。
しかし、1%の確率で人は変わる」
私はいつの日からかそう思っています。
「LIFE-mag」という波紋がどこまで広がり、浸透したのか。
どれだけの人にこの思いは届いたのか。
幾人かの琴線には間違いなく触れて、音が鳴り響く場面に何度も立ち会いました。
とても幸せな瞬間でした。
事業として成り立たせることの出来なかった私の浅はかさを認めつつも、
行動を起こしたことに一切の後悔はありません。
そして、無知な私に本気で語りかけてくれた人たち。
自分の経験をそっと差し出してくれた人たち。
モノも言わず、いつも支えてくれた人たち。
いまはまだ言葉に出来ない受け取ったこの感情。
到底、恩返しなんて出来そうにありません。
やはり繋げていくこと、次に伝えていくことなんでしょうか。
いまは会社の解散という一つの区切りです。
お世話になった方々、ありがとうございました。
みんな小林氏のことを、LIFE-magを気に入っていて、気にかけています。書いてある通り「一つの区切り」だろうと思うので、またこれから別の方法が見つかるよう、応援します。
昨晩はお疲れさまでした。あの書店から、また新しい芽が育ち始めると思います。
昨晩はお疲れさまでした。あの書店から、また新しい芽が育ち始めると思います。
いい文章だ。
とりあえずお疲れ様。
とりあえずお疲れ様。
- しょーたろ#-
- URL
- 2010.03.16(Tue)
- Edit
初めてコメントさせて頂きます。
以前、ブログに小林さんからコメントを頂いた事がありました。
同い年の方が、こんなにも頑張っている、と自分自身刺激を受けました。
LIFE-magはとても好きな雑誌でした。
これからも陰ながら、小林さんを応援させて頂きます。
追伸 補佐の畑で野菜作りをさせて貰いました。物作りはいいものですね。
以前、ブログに小林さんからコメントを頂いた事がありました。
同い年の方が、こんなにも頑張っている、と自分自身刺激を受けました。
LIFE-magはとても好きな雑誌でした。
これからも陰ながら、小林さんを応援させて頂きます。
追伸 補佐の畑で野菜作りをさせて貰いました。物作りはいいものですね。
- 相馬#.XXyrQfw
- URL
- 2010.04.04(Sun)
- Edit
コメント遅くなりました。今年に入ってから、ひろきのHP見てなくて結婚式後にやっと見ました。
自分で会社を立ち上げたこともスゴいことだけど、今まで出会った人たちへの感謝やフォローを忘れないその姿勢には本当に脱帽させられます。
こころから尊敬します。
たまには、ちょっと休んで馬鹿なことやろうよ!
自分で会社を立ち上げたこともスゴいことだけど、今まで出会った人たちへの感謝やフォローを忘れないその姿勢には本当に脱帽させられます。
こころから尊敬します。
たまには、ちょっと休んで馬鹿なことやろうよ!
- ゆーじ#-
- URL
- 2010.04.09(Fri)
- Edit
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- #
- 2010.04.14(Wed)
- Edit
うちも毎月赤字ですがナントカがんばっています。
カラー印刷でなくともガリ刷り印刷で言葉は伝わる時もあります。
いつも見ていました。
若い人が疲れたというなら、年寄りの対場はありません。
それでも、
今の世の中は疲れたり病気になる人のほうが本当にピュアな人たちです。
たまには遊びに来てください。