2010年7月14日水曜日

LIFE-mag と コバヤシヒロキ


時間は流れ、前回の更新から4ヶ月が過ぎ去った。
私はというと、この間にもまた、新たな出会いと再会を繰り返してきた。

大きな変化は「就職した」ということだろう。
今はサラリーマンとなり、それなりの格好をして、通勤している。
なんだか不思議な感触は残るものだ。
自分で道を作ることを仕事にしてきた反動か。
今はもの作りに関わる仕事をしている。
もちろん、早く一人前になるため、日々、勉強。

あとは、気ままに本を読み、あちこちへ出かけ、様々な人と語り合う日々だ。
妹の誕生日プレゼントにBOOK OF DAYSで見つけた
『生きる』詩谷川俊太郎・写真松本美枝子を
プレゼントしたり、
新潟ロードレースに出場して、
10kmの部を49分で走ったり、
週末には友人らと朝まで飲み明かしたり、
携帯電話の画面を割ってしまい、
変更後、連絡先を再送すれば、
宛先不明で連絡が途絶える人がいたり、

と、そんな日々。


それでもLIFE-magでの貴重な経験を
どのように次に繋げていくのか考えている。

いや、考えない日はない。

長岡のギャラリーmu-an立見さんからの言葉で
「小林さんがアンテナを降ろさないでいれば
必ず次のチャンスは来ますよ。たまにはうちの
ギャラリーにも来て、センスを磨いていて下さい」
この言葉をいつもポケットに忍ばせている。



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4月から5月にかけて、LIFE-magを店頭から引き上げた。
北は新発田市。
南は上越市。
LIFE-magに理解を示し協力いただいたお店を巡った。
取引の条件もわからない、小さな会社の私が
LIFE-magを片手に伺ったときから理解を示し、
協力いただいてきた店舗・店主様には改めて感謝。



伺った時の写真があるものを少し、、、

たびのそらや_001

たびのそらや_002

いつも明るい笑顔でさ和さんは迎えてくれる。
上越市の「たびのそら屋」さん。



KRAK_001.jpg

KRAK_002.jpg

年下とは思えないくらい紳士なKRAKさん。
今回は彼が店内の装飾をしたダイナミックキッチンへ。
gallery fuki & KRAK officeの活動、
すげぇなって思います。
負けていられないなって。



また、英進堂様、長谷川屋様においては
LIFE-magの継続販売をさせていただけることとなりました。
すでに時間は経っていますが、販売拠点のひとつとして
有り難くお付き合いさせていただけたらと思っています。


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6月の中旬、LIFE-mag vol.004でお世話になった
渋谷さん(農業)、石黒さん(畜産)と飲む機会があった。
口蹄疫の問題から私たちの世代論まで、
ゆっくりと語らい夜を越えた。

ふと思う。
この時のこの交歓を一年前、どうやっても想像できなかった。
無上の喜び。
それは一瞬の決断と行動がこの未来を作り出したのだと思う。

そして、これからの一年、未来もこう作り出したい。




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別の機会で小学校の出前授業の講師をやる機会に恵まれた。
私がLIFE-magを作った思いや、
仕事で大切にしていることを話した。

授業の最後に今度は、子ども達から「夢」の発表があった。
野球選手、水族館の飼育員、トリマー、バスケットの選手、
モーグルの選手、大工、サッカー選手、編曲家、
漫画家、ケーキ屋、プログラマー、

子ども達は本気でそう思っているし、
本気で悩み迷っている。
そして、クラスメートの前で、私の前で、
声に出した夢。

それらを聞きながら私の胸に湧き上がってきた言葉が、


「子どもは希望だ」



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今までと同様のLIFE-magは製作できないかもしれない。
というよりは同じものを作ろうとは思っていない。
しかし、LIFE-magを通じてコバヤシヒロキに蓄積された
ものも少なくない。

この4ヶ月間もまとまったインプットの時間となった。


また新しい表現に向けて、
次の扉を開けたいと思う。


「LIFE-mag PHASE2.0」


またみなさんの目や手や耳や心に届く日まで、
準備を進めます。