潟の面影を見せる田んぼ |
昨年、初冬より取材をはじめた西蒲原の農家さん特集の制作が追い込みに入ってきました。いわむろやの小倉くんから依頼いただいた13人の農家さんの取材はほぼ終えることができました。そこにLife-mag.なりの視点から西蒲原の農業について補足できるような記事を数本入れようと思っています。水路や潟舟を使った農業について、治水、信仰、蒲原平野の成り立ちについてなどです。それから依頼にあった「農家料理」についての記事も予定。
また、今回初めての試みとして付録をふたつ付けたいと思います。ひとつは西蒲原地域のマップです。vol.009では本誌に入れましたが、vol.010では表示域を拡大してA2サイズの付録として挟み込みます。もうひとつは新潟日報社の「otona+」に昨年11月から寄稿した原稿を再構成したA5サイズの小冊子です。これは30ページくらいになるかな。
いま5歳の息子が付録を楽しみに『テレビマガジン』を買って、キュウレンジャーのおもちゃで遊んでいます。自分が子どもの頃を思い返しても、「付録が欲しいから」というのは雑誌を買うひとつの大きな目的だった気がします。今回の付録も童心をくすぐるものになればなと思います。
お知らせが長くなりますが、もうひとつ。
この特集号は、Life-mag.の通巻のなかに位置づけて、vol.010【西蒲原の農家 編】として発行しようと思います。2008年6月の創刊号から10年。やっと...。やっとのvol.010となります。
当初予定より遅れ遅れの進行となりすみませんが、いましばらくお待ちいただけましたら幸いです。
上の写真は今朝5時、弥彦山山頂からの蒲原平野の写真です。潟の面影を見せる田んぼを撮影しようと行ってきました。ただ、わたしが行ったときはワンテンポ遅かったようです...。カメラマンがすでに10人ほど撮影をはじめてました。
どこから撮るのがいいかわからず、昨日の昼間、多宝山〜弥彦山〜妻戸山の山頂を歩いてきました。「頂ニ神廟トテ石ノ小社アリ、此ヨリ國中ノ眺望最モヨシ」と高頭仁兵衛の『日本山嶽志』にあったように(Life-mag.vol.009に記事あり)、彌彦神社御神廟付近から撮るのがいいかなと思いました。今日より30分早く山頂に着くよう、近日中にリベンジ予定です。
昼間の眺め |
登山道に現れたヘビ |
タムシバ |
山の花々を見ながら歩くのはいい気分転換になります。大きなブナもあるんですね。前号の取材時はあまり意識しませんでした。