今年もあっという間に正月を越え、大寒が過ぎた。
あつい番茶をすすりながらこのブログを更新している。
この本を手に取ったのはちょうど去年の正月だったと思う。
10代の頃より、猫背が気になっていてなんとなくその「気になって」の波が大きくなったタイミングだったんだろう。
いや、そんなことより...(笑)
以前より「気になって」いた野口晴哉氏への興味の波が大きくなったタイミングだったんだろう。
自分で貼った付箋の箇所をいま見返すと
「合掌行気法」
「活元運動の誘導」
「眼の疲れを簡単に抜く体操」
とある。
(一年前の自分を見るようで恥ずかしい)
今年の正月は2011年後期のマイブーム(笑)、内田樹氏の本をめくっていた。
そこで甲野喜紀氏が機関誌『月刊全生』の集められる限りを世田谷指導室へ行って、買い揃え、何度も読み返し、感動した箇所を書き写しノートを作って持ち歩いていたとの一文でまたひとつ繋がる。(!)
(!)そういや、去年の秋口より親戚のおばさんから『月刊全生』をもらっていたな〜。
今年2012年の正月にもらった『月刊全生』の最初のページ!
-以下引用-
希望せよ 実現してもしなくても希望しつづけよ
活力の源泉として必ず働く
活動せよ 歩けなくなったらはってでも良い
活動の心をもちつづけることは人間を活発にする
余分な力は捨てよ 脱力して弛めることが休養というものだ
硬張らしたまま弛めるな
生くることは楽しい 生を楽しむ心があれば
いつも生は楽しく展開する
自分の力でぶつかることだ 他人の力を当てにして
自分の力を惜しむな 使いこなさねば他人の力は
自分の力にならぬ
晴哉
-引用終わり-
すかっとして気持ちがいい言葉。
こうやって本から本へと旅するかのようにひとり、歩いているのが私の日常。
ページをめくり章がかわるたびに街を移り、本をまたぐごとに国が変わるように。
本の世界という尽きることない旅の途中にいる。