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新潟発のインタビュー誌つながり、ということで『G.F.G.S. MAGAZINE』の紹介です。
新潟県加茂市にあるオーガニックコットンを使用した洋服作りを手がける「G.F.G.S.」の小柳さんが編集長を務める雑誌です。
その制作過程から新潟では話題になっていました。仲間を集めてワイワイと作りあげていく、何かライブに向けて、バンドを組んで、お互いに好きな曲を演奏するかのようなノリに感じられました。純粋に羨ましい〜!
「新標準潟インタビュー」3本で構成されています。
一人目は、新潟市が運営する舞踊集団Noismの芸術監督・金森穣さん。
一ファンとして質問をぶつけていく小柳さんに対して、舞踊に対してのストイックさで応えていく金森さん。
「スキンシップをすることで、身近に感じるとか応援したくなるっていう文化がすごい日本にはあって、それがどうもね、幼い。 〜中略〜 逆に今のこの時代に手の届かない物を作りたいし、選ばれた人達を作りたいし、専門家を作りたいの」
二人目は、古町商店街で活動するクリエイター集団ヒッコリースリートラベラーズの迫一成さん。
商店街の活性化に尽力しながら、自分たちの表現活動を「面白く」「楽しく」「継続」する、その思いや背景を聞いてます。
「埋もれているとか、眠っている『可能性』とか『誇り』とか『物』とか『事』とか『文化』とか『歴史』とかっていうのをデザインってものを使って掘りさげるというか『無くならせない、存続させる』『より親しみを持てるようにする』っていうのが・・・僕たちのやっていること・・・」
三人目は、「柏崎刈羽原発の稼働に対して民意を表す為の活動団体」の「みんなで決める会」共同代表の橋本桂子さん。
小柳さんがそれまで抱いていた市民活動家のイメージを変えた人。
「『県民投票という県ぐるみの取組をして、自立型地方自治をこの新潟で実現出来たらいいですよね』って事なんです」
印象に残ったところを引用させていただきました。かな〜り読み応えあります。
たまたま同時に読んでいた本の一節が、掲載者の三人、そして小柳編集長とスタッフの方々に近いかなと思ったので紹介します。
「この人たちはつまるところ『野蛮人』なんですね。道なきところに道を拓こうとしている人たちです。道をつけなければいけないと思って生きている人たちです。そうした、そもそもが周りに道どころか藪しかないようなだだっぴろいところで藪漕ぎして道を拓くという行為は、野蛮ですよ」
養老孟司さんが、『響きあう脳と身体』(甲野喜紀×茂木健一郎・新潮文庫)の解説につけた文章です。
新潟から全国へ向けて、それぞれの道を切り拓く、その姿を『G.F.G.S. MAGAZINE』でみることができます。
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