高綱さん宅にてインタビュー |
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[詳細]http://life-mag-interview.blogspot.jp/2016/03/blog-post_16.html
昨日は、[寺泊]野積杜氏の高綱強さんへインタビューに伺いました。
野積杜氏は、頸城杜氏、刈羽杜氏、越路杜氏などと並び杜氏を多く輩出した地域です。そこには、夏場の漁業や農業だけでは食べていけないという、当時の地域背景もありました。
高綱さんは、中学卒業後、湯沢の白瀧酒造に出稼ぎへ。昭和20年代後半、同郷の出身者もいるといえども、杜氏のもとに集まった10数人の出稼ぎ者とともに冬場の共同生活を送りました。
それから52年、白瀧酒造に勤め、新潟県醸造試験場や他酒造メーカーを経て、2年前に引退。約60年に渡って、酒造りに携わってきた方です。
高綱さんが醸造に携わってきた代表的な銘柄のひとつが「上善如水(ジョウゼンミズノゴトシ)」です。「最良のお酒は限りなく水に近づく」、「二十歳の女の子がはじめてお酒を飲んでも美味しいと思ってもらいたい」という思いで開発されたそうです。
ほか、昔と現代の酒造りの違い、酒造り唄、高綱さんが夏場の仕事としていた茅葺き屋根職人についてなどを伺いました。このインタビューは、誌面ではなく、次号発売に合わせてウェブ上で無料公開する予定です。
インタビュー文章はいまライフマグに見習いで来ている学生に担当してもらいます。キャリアのはじまりとしては、とても贅沢なインタビューになったかなと思います。
補足、校正などは相談しながら記事をつくっていきたいと思います。4月下旬の公開予定です。