今回は、佐藤世子さんのチェンバロの伴奏とのコンサートでした。
約90分の演奏は、日本各地、世界各国の伝統芸能に学び、自身の楽曲に取り入れたものでした。その楽曲の制作背景を山口さんの軽快なトークで聴くことが出来てより興味を持って楽しめました!
会場は新潟市中央区西大畑町の砂丘館(旧日本銀行新潟支店長役宅)の蔵です。 |
蔵いっぱいに笛の音色が響きます。 |
1.黄色い村の門(アイルランドの民謡をもとに山口さんが作曲)
2.貝殻節(山陰地方の民謡から。漁師たちの労働歌をお座敷で芸者さんと一緒に謡っていたもの)
3.静(しずか。源義経の愛人であった静御前をもとに山口さんが作曲)
4.オヨーダイ(モンゴル民謡より)
5.私を泣かせてください(オペラ・リナルドより)
6.ミリャン アリラン(朝鮮民謡より。アリランとうのは「仲間たちを励ましながら、峠を越える」という意味がある。昨年の震災以後に日本への応援歌として演奏するようになった)
7.山唄(津軽山唄をもとに。山口さんが32年前にはじめて地方に芸能を習いにいった場所)
8.愛しきものへ(自宅の窓から落ち葉が散る様子を見ていたところから着想。葉が落ちて、新しい命が生まれるところに命の循環がある。それは喜ばしいこと。途中にアイヌの歌が入る。アイヌのアニミズムを信仰の意味が込められている)
~アンコール2曲~
山口さんが演奏で使用する笛の数々。 |
こちらはチェンバロ。15世紀頃に確立した歴史の長い楽器です。 |