2016年3月23日水曜日

「トキめき佐渡・にいがた観光圏」事業の視察同行

2016年3月18日〜19日に行われた「トキめき佐渡・にいがた観光圏」事業の視察・研修に同行させていただきました。ごく簡単に写真レポートをアップします。

これは観光庁が進める事業で、観光圏とは「自然・歴史・文化等において密接な関係のある観光地を一体とした区域であって、区域内の関係者が連携し、地域の幅広い観光資源を活用して、観光客が滞在・周遊できる魅力ある観光地域づくりを促進するもの」だそうです。

全国的には「八ヶ岳観光圏」「にし阿波~剣山・吉野川観光圏」「海の京都観光圏」などが先進事例としてこれを進めており、新潟県でも「雪国観光圏」が先を行っています。そして、この事業に新潟市と佐渡市も手を挙げ「トキめき佐渡・にいがた観光圏」の形成を進めています。

また、この事業は、研修を受け、観光庁に任命された「観光地域づくりマネージャー」が進めています。新潟市からはDAIDOCOやfoodropのプランナーとして活動する山倉あゆみさん、いわむろやの小倉壮平さん、佐渡市からは佐渡観光協会の佐藤達也さん、デザイナーの伊藤慎太郎さんらが任命されています。

今回の依頼は、インバウンドを促進できるような、佐渡市と新潟市を周遊できるプランはつくれないか、そのための地域資源(観光コンテンツ)の洗い出し、意見出しに協力してもらいたいといったものでした。

以下に研修の行程で撮影した写真をアップします。

元遊郭だったという金沢屋旅館へ

にこやかな笑顔の女将さんが迎えてくれました

敷き布団に射し込む光の加減にエロスを感じます。↑撮影者の故意で撮ってます。実際は味のあるいい旅館です

椎崎能舞台付近から望む加茂湖と金北山
Life-mag.【佐渡編】取材のときはこの近くに居候してました

加茂湖で養殖されている牡蠣殻を使用した牡蠣殻農法でお米をつくる相田ライスファーミングさん

いつも堂々と、熱をもって、わかりやすく説明してくれる相田さん。今回もお世話になりました

加茂湖で牡蠣を養殖しているあきつ丸さんへ

牡蠣の加工場

この牡蠣小屋で料理も食べられます

牡蠣殻の山

長谷寺の住職

大木からエネルギーをわけてもらっています

清水寺

梨の木地蔵。他の参加者は「なんか雰囲気暗いね」と話してましたが、わたしはなんか落ち着きます

夜は新穂大野地区の鬼太鼓の稽古を見学

右のOBの方は竹刀を持っています。叩かないにせよ、厳しい指導が連日連夜続きます




稽古の準備体操。驚愕のやわらかさ!

19日は羽茂大崎そばの会さんの昼食。郷土料理なんですが、なにより贅沢なごちそうです

地域のおかさんたちがテキパキと準備をすすめていました

お見送りシーン。おもてなしの精神に溢れていて、今回、一番感動しました

相川刑務所跡。佐藤さん...、雰囲気ありすぎ

マル秘スポット・虫谷の入江。Life-mag.【佐渡編】の鼓童・山口幹文さんの扉写真はここです!

すべての写真は載せ切れないのでこの辺で終わりにします。宿泊は浦島さんでしたが、浦島さんがかつて無印良品さんと提携してつくった客室などを案内してもらいました。他にも、レストラン清助、京町茶屋、北沢浮遊選鉱所、(婦人倶楽部がいまに出てきそうな)大滝楽舎、ジオサイト小木海岸などに行きました。スケジュールはびっしりでした。

研修後、A4で2枚ほどのレポートを提出しました。内容の一部ですが、

・佐渡市と新潟市の共通項は、「食と農」の豊かさ。「インバウンド」の促進ということであれば、佐渡市は「芸能文化」、新潟市は「お座敷文化」を売りにしていくべき。ただ「鬼太鼓」は観光コンテンツ化していくべきかというと、慎重にするべき。「鬼太鼓」は遠流の島・佐渡で暮らしながら蓄積された鬱憤を晴らすような意味がある気がする。ソトに向けられるものではなく、島民自身のためにやっている意味が強い気がする。地域資源(観光コンテンツ)の掘り出しは、地元の若手にやってもらうべき。Life-mag.【佐渡編】の第2回目をやるなら【佐渡・南部(小木・羽茂・赤泊)編】をやりたい(その章立ても送信)。

といったことを書きました。

佐渡は何度行っても、まったく飽きませんね。もっと知りたいという好奇心がどんどんと湧いてきます。ほんとにまた佐渡の特集号はつくってみたいです。