火渡大祭 |
2017年10月20日に南魚沼市の八海山尊神社で行われた火渡大祭に行ってきました。10月18日付新潟日報「おとなプラス」で取材した縁もあったので。
午前中ギリギリまで仕事をしてから出発。到着すると12時を過ぎて、神社の近くの駐車場はすべて満車。神社から下ってきた大崎集落内の畑脇の農道に誘導され、そこから歩いて神社へ。
この火渡りは約200年前に八海山を山岳信仰の霊場として中興開祖した泰賢によってはじめられた行者(修験者)が行う修行のひとつです。火にはツミ、トガ、ケガレを浄化する意味があるとのこと。
魚沼地域の講をはじめ、長岡市、新潟市、関東圏の講など多くの人が集まっていました。修行の一環ではありますが、出店も多く、すぐ近くの国際大学の生徒も多く来ていて多国籍なお祭りムードも。
祝詞を上げ、般若心経を唱えると、杉の葉に火がつけられました。するとなぜか風がこちらの方向に吹き、わたしのいた周辺の人たちはみな煙の中へ。
前が見えない。咳き込む人も... |
よく浄化できたかな。
以下に会場の様子を何枚か。
会場の様子1 |
会場の様子2 |
会場の様子3 |
会場の様子4 |
会場の様子5 |
会場の様子6 |
取材でお世話になった金内文男さん |
行者や各講の方々が渡り終わった後に、わたしも火渡りをしてきました。歩く道は灰になって温度も下がった場所ですが、左右はまだ火が小さくついていて思った以上に熱風が強かったです。最初に渡った先達の方たちはけっこう熱かったんじゃないだろうか。泣きながら渡っている子どももいましたが、たしかに熱い。そもそも「安全・安心」云々ではなく、修行ですからね。
蛇足ですが、新潟のBSN放送で明日10月28日10:30〜11:00にこの八海山の火渡りが特集されるそうです。都合がつけばぜひどうぞ。
BSNで火渡祭特集 |