2014年1月4日土曜日

あの世=芸能界からの報告



水道橋博士『藝人春秋』(文藝春秋)を年末に読みました。

芸能界という「あの世」に、命がけの跳躍で飛び込んだ博士からの報告。芸人がときに命がけで斬り合うように、博士もまた掲載者と命がけで斬り合って書いたもの。この筆致こそ文藝だと思いました。シビレました。

稲川淳二、ポール牧、爆笑“いじめ”問題の項が特に印象的。

時に暴言と失態を繰り出す強烈な個性も、そうしなければ生きていけない芸人の業をみるよう。気になる項から前後しながら読めます。面白かったです。