2016年8月12日金曜日

[004]Report of Awashima by Asami M.

村山さんの粟島レポート4通目をアップしました。
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8月6日、粟島では七夕を迎えました。

前回、おばあちゃんがシバの草で作った馬は、民宿のお客さんに短冊を書いてもらい、色紙で飾り付けました。そこに、おはぎを小さく丸めたものを吊るします。おばあちゃんの畑で採れた小豆を使って、あんこたっぷりのおはぎを私も頂きました〜。甘いだけじゃなく、豆の味がしっかりしてて、とっても美味しかったです!

やせ馬
おはぎ

朝9時頃、それぞれの家から干した萱草を持ってきてみんなで萱船を作ります。そして、夕方4時にはみんながそれぞれ飾り付けた「やせ馬」を持って萱船に飾りにきます。

萱船
船の飾り付け

そのあと夕方6時、夕暮れ時になると船に乗せて出発です。少し出た沖の方で、萱船は海に出されるそうです。

七夕丸出発

「小さい頃、七夕の日は萱船に乗ってみんなで遊んだんさ。七夕さまの歌も歌ってね〜。萱船は強いんだよ〜、沈まないんだから。どこに流れ着くかは七夕さまの勝手さ〜」と、おばあちゃんも懐かしく話していました。

おばあちゃんが小さい頃から続くという七夕。70年以上は変わらず同じ行いをしているそうです。季節や節目の行事はいつの間にか行わなくなったりして、近所の人と一緒に何かをすることも少なくなっています。みんなで一緒に船を作り、七夕の飾り付けをして、この季節を一緒に感じることが出来るのは、とても楽しかったです。ここでは、去年も今年も、きっと来年も同じ季節に同じ事をみんなで継いでいくのでしょう。