2017年8月10日木曜日

「石川直樹 この星の光の地図を写す」新潟市美術館

篠田市長(左)を案内中の石川さん(右)

新潟市美術館にて「石川直樹 この星の光の地図を写す」が始まりました。会期は2017年8月10日から9月24日までです。Life-mag.vol.009【寺泊・弥彦・岩室・巻 編】で石川さんに取材させていただいたご縁もあったので、今日の開場式に取材に行ってきました。

市美術館webより

石川さんは国内外の極地を旅しながら、そこで暮らす人と交わり、写真を撮り、文章を残してます。その膨大な旅の軌跡を振り返ることのできる展示会です。新潟市で開催された「水と土の芸術祭2015」への参加を機に撮影された〈潟と里山〉シリーズの展示もあります。

今日は開場式ということもあって、足早に見てきただけですが、この世界がこんなにも驚きと未知に溢れているのかと、好奇心を駆り立てる展示の数々でした。

ルルル

ミュージアムショップ ルルルでも展示会に合わせて石川さんとのコラボ商品が展開されていました。「浮き星」やTシャツ、クリアファイル、「写ルンです」など。写真集や書籍、ポストカードも揃っていました。

f3 webより

また、沼垂のbooks f3では共催企画として「石川直樹 写真展『POLAR 2017』」が9月4日まで開催されています。「写ルンです」で撮影された北極圏の新作作品とのこと。

ちょうど混んでてうまく撮れませんでした。ぜひ行ってください!

新潟の作家・小出真吾くんが終盤、美術館に缶詰状態で設営したという「直樹の部屋」もよかった。実際に使われた道具のひとつひとつ、知恵となり肉となった蔵書の1冊1冊を間近に見ることができます。

美術館からf3へ、ぜひ足を運んでみてください。

開場式テープカット

展示は見応えがあって、ぜひ皆さんにおすすめしたいですが、わたし自身にとっては「わぁ〜、すごかった〜」だけで帰って来れる展示ではありませんでした。

その圧倒的な密度の仕事の数々に触れると「やっぱ悔しいな」とも思います。

見せられっぱなしで、ヤラれっぱなしで。

「お前は新潟にいてどれほどやれてんの?」「どれほどの仕事ができてんのか?」とも自問自答してしまいました。地道に、目の前の仕事でベストを尽くして、まだまだ力をつけていきたいなと思いました。