2018年7月20日金曜日

『岩室温泉お宿手帖』より「皆元/寿司亀」さんを紹介

皆元の主人

岩室温泉お宿手帖」から「皆元/寿司亀」さんの記事を転載して紹介します。原稿は以下です。

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 〈お客さん皆んなの元(=帰ってくる場所、故郷)になれるように〉

 「旅館 皆元」の皆川久美子さんは、名付けの由来をこう話す。

 旅館には寿司屋である「寿司亀」が併設されており、実は旅館より先に寿司屋の営業から始まった。

 東京・町田にあった「寿司亀」の分店として昭和五二年、岩室温泉に開店。夫の泰造さんは東京の寿司亀で寿司職人として修行後、岩室の分店を任された。「はじめは半年くらいのつもりで岩室に来たんだけどね」と笑う。

 ここで久美子さんと出会い、後に結婚。以来、四十年以上に渡って、夫婦二人三脚で寿司屋と旅館を営んできた。

 「ここはもともと『皆川屋』という置屋をやっていた私の実家です。町田の寿司亀は兄の店でした」と久美子さん。昭和六二年に増改築し、旅館の営業も始めた。

 寿司屋、旅館ともに、寺泊港から仕入れる鮮魚をはじめ地物をふんだんに使う。「岩室は海、山の幸が豊かだと思う。白身魚だとタイ、フグ、メバル、クロソイなど良いものが手に入る」と泰造さん。

 また「お客さんは長く通ってくれる常連さんが多くてね。同じものは出せないと思い、常に勉強しながら新しい料理に挑戦して来た」と泰造さんは話す。

 岩室の魅力を聞くと「田植えの頃、弥彦山の上から越後平野を見ると湖の中にぽつんぽつんと集落が浮かんでいるように見える。それが秋になると黄金の絨毯に変わっていく。自然が豊かだよね」と。

 旅館またはカウンター越しに味わえるのは、海・山の恵み、そして自然の豊かさかもしれない。

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原稿は以上です。この取材はわたしの方で取材と撮影を担当しました。制作途中のブログで紹介しましたが、旅館や寿司屋内に飾られた花々がきれいで癒されます。

土・日・祝のお昼は1,000円ちょっとでランチも楽しむことができます。寿司とビール、すこし酔いをさましたら温泉というコースもやってみたいですね。

温泉手帖のなかから3本の記事の抜粋を紹介してきましたが、ウェブでの公開は以上です。すでに新潟市西蒲区ないの旅館・ホテル、飲食店、行政施設等で配布が進んでいますが、確実に手に入れるには「いわむろや」のカウンターで申し出るのがいいかなと思います。

いわむろやカウンターにて
左=小倉館長、右:ミュージシャンでスタッフの翼くん

わたしもある程度もらいましたが、すでに手元になく、追加でもらいたいところです。またいつか岩室温泉や西蒲原地域の魅力発信に関われる機会を楽しみにしています。

岩室温泉にお越しの際はぜひ気軽にお声がけください。